気づき、そして再認識

平成27年10月、ダディー牧場を開業して4年目も半ばを過ぎました。
日々の馬たちのお世話を通じ、改めて大事だと実感したことがあります。

① 馬たちが快適に過ごす環境作り
馬たちが一生の大半を過ごす場所である馬房を清潔に保つこと。
馬たちが健康にストレスなく安らげる場所であるためには、清潔であることがとても重要です。
馬房の中では、食事をし、寝転がり、排泄をします。当然ながらふかふかで軽かったおが粉は汚れ、そのまま放置すれば菌が繁殖し、皮膚や蹄に悪影響が出るのは必至です。
病気になって治療を開始するよりも、病気にならない環境を整えることが何よりも大切だと、ダディー牧場は考えます。
よって、毎日の仕事の中で、馬房の掃除には最大限の労力を傾けています。

② 馬たちの食事と放牧
食事は、人間にとっても人生の中で半分を占めるかもしれない楽しみです。
馬たちにとって食事の楽しみは、人間以上に大きなものに違いありません。
ダディー牧場では馬たちの健康と栄養のバランスを考えて、より良い品質の牧草の仕入れ、自家製牧草の栽培に力を入れています。将来的には自家栽培の牧草で馬たちの食事のほとんどを賄えるようになれれば・・・と考えております。
また、放牧場にはあえて牧草の種を蒔くことはしていません。
馬たちは放牧時に、風や鳥たちが運んできた種が自然に芽吹いて成長したものを食べます。いわゆる『雑草』です。自然の雑草は『天然のサラダ』と言われ、馬たちは自分の体調に合わせて、草をより分けて食べるそうです。
放牧は、ストレス解消のみならず、食事の楽しみでもあり、健康維持にも重要な位置づけを担っています。

③ 家族の一員である養老馬たち
清潔な環境を保ち、食事を用意し、健康を管理するのは、生き物に接する以上当たり前のことです。
私たちは、支援馬であろうと、馬主様からお預かりした馬であろうと、わけ隔てない愛情を注ぎ、自分の家族の一員として馬たちを受け入れることをモットーとしています。
愛情を持って日々接することにより、些細な変化にも気付くことが出来ると考えているからです。
人間の言葉を持たない馬たちの変化や異常に気付くためには、流れ作業的に接するだけでは到底コミュニケーションが足りません。
一頭一頭と信頼関係を築き、絆を結ぶよう、日々努力しなければなりません。

ダディー牧場には従業員・アルバイトを始め、馬主様・会員様・ボランティアなど、馬たちに接する方々がおいでになります。
皆に共通する願いは『馬たちの幸せ』です。
『馬たちの幸せ』のため、これからも努力を惜しまず、これら大事なことを実践していきたいと考えています。