改定にあたりましてのお知らせ

平成26年3月、ダディー牧場は3年目を迎えました。

『一頭でも多くの馬の命を救いたい』という一心で立ち上げた牧場も、3年間の現実的な仕事の中で様々な状況に直面し、その中で遠回りしたことも、考えを改めることもあり、そして多くの学びがありました。馬たちにとって何が一番幸せかと考える中で、少しずつ見えてきたことがあります。

当初、一頭でも多くの馬のために…と、放牧飼いという飼育システムを取り入れようと考えていました。低料金で受け入れることも出来ますし、馬という動物は群れを形成し、草を食み、野山を駆け巡り、自然とともに過ごすことが本来の姿だと思っていたからです。しかし、現実はどうでしょうか?生まれた時から人間の手で管理された環境で暮らし、人間のために働いてきた彼らにとって、それは『不自然』なことではないでしょうか?

広い放牧場でのびのびと暮らす馬たちの姿は、雄大ですばらしい風景に違いありません。ですが、その環境は四季とともに刻々と変化し、雨の日も、強い風の日も、暑い夏の日もあるのです。その中で暮らす馬たちもまた、強い馬もいれば弱い馬もおり、また、病気や怪我を抱えた馬もいるでしょう。そして何より、人間と同じように馬たちにも命があり、喜び、悲しみ、痛み、恐怖を感じるのだということを忘れてはいけません。

この3年間、毎日彼らと接することによって、四季の巡りの中で、天気の変化の中で、昼夜の中で、馬たちを管理・ケアし、一頭一頭の状態を知ることが大切なのだと気付いたのです。そして放牧飼いでは、管理の目が行き届かないことも、馬たちの変化や異常に気付くのが遅れることもあると…。

一番大切なことは『ダディー牧場にいる馬たちが幸せであること』、その積み重ねが『一頭でも多くの馬の命を救うこと』に繋がっていくのではないかと、3年間の学びの中で、そう思い始めたのです。

馬の環境管理・受け入れシステム、支援会員システム等々、ダディー牧場をより良い牧場にするために、この度Q&Aのページを新設し、分かりやすくご説明させて頂きました。

まだまだ道半ばですべてが万全というわけではありませんが、一歩ずつ理想の牧場へ近づくために、日々学びと努力を続けていこうと考えています。